悪徳遺品整理業者の手口と回避方法

悪徳遺品整理業者の手口と回避方法

悪徳な遺品整理業者による被害が増えています


 

高齢化が進み、孤独死が増加する現代の日本において、遺品整理業者は必要性のある存在として需要も高まり、新規参入する業者も増えています。

しかし、業者の中には悲しみに暮れる遺族の隙に付け込み、モラルに欠けた悪質な手口でお金をだまし取るような悪徳業者も紛れ込んでおり、遺族による被害報告が増えているのも現状です。

では、悪徳遺品整理業者がどのような手口で遺族をトラブルに巻き込むのか、遺族はどうやって被害を回避すればよいのでしょうか。

 

悪徳な遺品整理業者による被害が増えています

 

悪徳な遺品整理業者による不当な追加料金の請求


 

遺品整理業者の利用者から消費者センターに寄せられる苦情の中で最も多いのが高額請求の案件です。

そのほとんどが「見積もり時より大幅に金額を吊り上げられた」という声です。

遺品整理は人生で頻繁に行うことではなく、業者に代行してもらう機会は何度もあることではありませんので、ほとんどの利用者は料金の適正価格や相場を把握していません。

悪徳な遺品整理業者はそういった利用者の隙を悪用します。

不正行為の多くが、見積もりの段階で「安い」と思わせておき、作業終了後にその3倍や4倍以上の高額な追加料金をぼったくり請求するというような手口で行われています。

見積書や契約書にあらかじめ追加料金が発生する可能性が記載されてあったり、見積り後にオプションを追加したなど、正当な理由があれば請求に応じる必要もあるでしょう。

しかし、「予想以上に遺品や処分品の量があったから」「作業当日に頼まれたことがあったから」「処分が困難な物があったから」などといって、当たり前のように10万~20万を上乗せで要求してくるのは明らかに不当な行為と判断できます。

 

悪徳な遺品整理業者による不当な追加料金の請求

 

悪徳な遺品整理業者との金銭トラブルを回避するためには


 

亡くなった方の居住空間を整理するとなれば、遺族が把握していなかった物がでてきたり、予測できなかった作業が必要になる場合もあるでしょう。

だからと言って、「追加料金が発生する作業であること」や「追加請求になる金額」を依頼者に説明することなく、ましてや承諾も得ず勝手に作業を行って良いということにはなりません。

遺品整理で悪徳業者による高額請求の被害にあわないためには、依頼前に見積もりを取り、料金だけではなく作業の内容もしっかり担当者に確認するようにしましょう。

見積書を確認した段階で不明瞭な作業や料金、追加作業があった場合のことなどわからないことは業者に確認し、明確に説明してもらうようにしましょう。

この段階で曖昧な回答をしたり、うやむやにしてしまう業者だった場合は依頼しないことをおすすめします。

見積もりの内訳がわかった上で料金の折り合いが合わないのであれば、じっくり業者と相談し、依頼する作業を縮小するなど対策を講じる必要があります。

◆金銭トラブルを避けるためのポイント◆

  • 見積もりが極端に安い業者は避ける
  • 少なくとも3社は相見積もりを取って料金を比較する
  • 見積書の内訳や作業内容を明確に説明してもらう

見積もり価格が適正な料金かどうかはわかりづらいところでもあります。

それでも、業者による解説がしっかりと行われ、希望する内容に的確に沿ったものであると判断できれば、依頼する側としても納得できますよね。

遺品整理の相場や適正価格かどうかという点は、3社ほど相見積もりを取ることでおおよその相場が判明します。

気忙しい中で業者を選ばなければいけない場合もあるかと思いますが、初めから1社に決め込まず、複数社を比較することも遺品整理業者を上手に選ぶポイントです。

 

悪徳な遺品整理業者との金銭トラブルを回避するためには

 

悪徳な遺品整理業者による不法投棄


 

本来、遺品整理業者が引き取った遺品は、遺族の希望に応じてお焚き上げによる供養を施したり、リサイクル品として取り扱ったり、自治体のルールに従った適正な方法で処分を行わなければなりません。

しかし、遺族から遺品の回収費やリサイクル料を受け取ったにも関わらず然るべき形で遺品を処理せず、処分費用を抑えるために山中や川底に不法投棄をしている悪徳な遺品整理業者もいるようです。

これは、他社と比較して極端に料金が安い遺品整理業者によくある問題でもあります。

遺品整理の中でも遺品の処分にかかる費用が占める割合は非常に大きいのですが、不法投棄という方法でその負担をなくすことによって、全体の料金を安く設定することができてしまうというカラクリがあるからです。

怖いことに、不法投棄された遺品から個人情報が判明した場合、警察から持ち主である故人の遺族に連絡が来てしまう恐れがあります。

悪徳な遺品整理業者であった場合、連絡先がデタラメで実在しないこともあり得るため、単純に「業者が悪い」では済まない場合がある上、あなたが責任を問われてしまう可能性もあるのです。

 

悪徳な遺品整理業者による不法投棄

 

悪徳遺品整理業者による不法投棄を回避するためには


 

遺品の不法投棄という不正行為によって、あなたや遺族が遺品整理のトラブルに巻き込まれないようにするためにも、次のことに注意し、被害の防止対策を取る必要があります。

◆不法投棄の被害を回避するためのポイント◆

  • 他社と比べて料金が極端に安い業者は利用を控える
  • 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得しているか確認する
  • 遺品整理の依頼を証明するために、領収書や担当者の名刺などを保管しておく
  • 会社概要の内容が薄い、あるいは会社概要について記載していない業者は利用しない

不法投棄以外にも、処分を依頼していない遺品を勝手に持ち出したり、依頼者の了承を得ずに売却したりなど犯罪になり得る不正行為をはたらく業者も存在し、実際に摘発されたケースもあります。

 

悪徳遺品整理業者による不法投棄を回避するためには

 

優良な遺品整理業者を選ぶためには


 

数多くある遺品整理業者の中でも、悪徳業者と呼ばれるのはほんのごく一部です。

しかし、そんな悪徳業者が存在するのも事実です。

もちろん、誠実で良心的な対応をしてくれる遺品整理業者は存在していますので、悪質な業者に依頼してしまわないためにも、こうした卑劣な手口や回避策があるということをあらかじめ知っておくことは大切です。

遺品整理によるトラブルや被害を防ぐためにも、最初の業者選びは是非ともこだわりたいところです。

まずは、電話窓口の受け応えが好印象か、質問などに対して懇切丁寧であるかを判断しましょう。

訪問見積もりでは、詳細をはっきりと説明してくれるか、要望に対して適切なサービスを提案してくれるか、特殊な清掃やリフォームといったオプション追加を過剰に強要しないかなど、料金も含めて複数社を比較し、慎重に検討した上で依頼先を決めることが必要です。

悪徳遺品整理業者とのトラブルに巻き込まれないためには、「業者を上手に選ぶ方法を知っておく」=「業者選びを間違えないこと」が最も重要です。

 

優良な遺品整理業者を選ぶためには